メキシコに来ても日本からは逃れられない

メキシコに移住してきた当初、もっと開放的でのびのびとした生活になると思っていました。
しかし、いざ日系企業で働き始めてみると、意外にも日本で感じていた息苦しさのようなものが、ここメキシコにも存在していました。

日本人社会という“小さな村”

海外に住んでみて気づいたのは、どんな国でも「日本人社会」というものが自然にできあがるということ。
情報交換や助け合いという点では本当にありがたいネットワークですが、一方でその狭さゆえに、噂が一瞬で広まったり、ちょっとしたことが話題になったりもします。
なんか、海外の中の日本の田舎の村にいるような感覚です。
良くも悪くも“コミュニティの濃さ”が強いのが、日本人社会の特徴だと感じます。

日系企業の中で続く日本

私はメキシコに来て、日本の会社特有の煩わしさから少し距離を置けるのでは…と期待していました。
しかし実際には、上司も社長も日本人、出張者も頻繁に来るので、雰囲気はほとんど日本のまま。
出張者が来るたびに歓迎会・送迎会・飲み会があり、形式上は任意参加ですが、実際は日本人は出席して当然という無言の圧力があります。

またこれは私の会社の場合ですが、
有給休暇を申請すれば嫌な顔をされ、事前に残業を申請しても文句を言われる。
かといってサービス残業をせずに定時で帰ると、それはそれで文句を言われる。
評価もこういった会社への忠誠心のようなものが濃く反映され、
「ここは日本か?」と思うほど、古い体質の文化がそのまま残っています。

情報が筒抜けな日本人村

上司の性格や職場の雰囲気によって働きやすさは変わりますが、
海外の日本人社会で特につらいと感じるのは、情報が一瞬で広まることです。

たとえば誰かが転職をしたとき。
「○○社にいた△△さん、今は□□社にいるらしいよ」と、すぐに名前が出回る。
しかも、同じ州どころか別の州に住んでいてもなぜかその情報が伝わっている。

最初は驚きましたが、今では「きっと自分もそうやって噂されるんだろうな」と思うようになりました。
日本人コミュニティが小さい分、良くも悪くも“人の動き”が共有されやすい社会なんですよね。

もちろん、海外で働くメリットもあります。
文化の違いを肌で感じられたり、日本とは違う生活スタイルを楽しめたり。

海外の『日系企業』で働くメリットもあって享受しているところもあります。なのであまりデメリットばかり強調はできませんが、いろいろ重なるとストレスになりますね。

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