メキシコのベッドサイズ。「Matrimonialサイズ」とは?

メキシコ生活

メキシコで家具付きの物件を見ていると出てくる「Matrimonial(マトリモニアル)サイズ」のベッド。日本には存在しないサイズなので、イメージもしづらく最初は戸惑う人も多いと思います。まとめてみました。

メキシコのベッドサイズ

メキシコで一般的なベッドサイズは次の通りです。

  • Individual(約100×190cm)
  • Matrimonial(約135×190cm)
  • Queen(約150×200cm)
  • King(約200×200cm)

学生寮やシェアハウスを除けば、Individualはあまり一般的ではありません。自分の家だけではなく会社の駐在員さんや友達の家探しに付き合ったりするなかでかなりの物件を見て回りましたが、ほとんど見ません。

Matrimonialは「カップル用の最小サイズ」として普及してはいますが、来客用の寝室などで見るくらいで、主寝室にはあまり置かれないです。

日本のベッドサイズは。。。

  • シングル(97×195cm)
  • セミダブル(120×195cm)
  • ダブル(140×195cm)
  • クイーン(160×195cm)
  • キング(180〜200×195cm)

日本には「135cm幅」というサイズはなく、一番近いのはダブル(140cm)。

日本ではセミダブル=1人用としてのイメージが強く、2人で寝る場合はダブル以上を選ぶケースが一般的ではないでしょうか。

メキシコと日本のベッドサイズの違い

  • Matrimonialは2人用が前提:メキシコでは夫婦・カップルが使う「標準サイズ」と考えられている。
  • 日本のセミダブルは1人用:むしろ「1人でゆったり」のために選ばれることが多い。
  • 生活空間の広さの差:メキシコでは寝室が広く、キングやクイーンを置く家庭も珍しくない。日本では住宅事情からシングルやセミダブルで十分とされることが多い。

参考:アメリカのベッドサイズ

  • Twin(99×191cm)
  • Full/Double(137×191cm)
  • Queen(152×203cm)
  • King(193×203cm)

アメリカの「Full」はメキシコのMatrimonialとほぼ同じですが、実際には「2人で寝るには狭い」とされ、カップルはQueen以上を選ぶ傾向があるそうです。

ベッドサイズを比較してみると(メキシコ・日本・参考:アメリカ)

サイズ名称メキシコ日本参考:アメリカ
一人用Individual
(約100×190cm)
シングル
(97×195cm)
Twin
(99×191cm)
二人用・小Matrimonial
(約135×190cm)
ダブルに近い
(ダブル=140×195cm)
Full/Double
(137×191cm)
二人用・標準Queen
(約150×200cm)
クイーン
(160×195cm)
Queen
(152×203cm)
二人用・大King
(約200×200cm)
キング
(幅180〜200×195cm)
King
(193×203cm)

※メキシコでは「Matrimonial」がカップル用の標準サイズとして一般的ですが、日本には存在せず、もっとも近いのは「ダブル(140cm幅)」です。アメリカでは「Full」とほぼ同じサイズですが、実際には狭いため、カップルはQueen以上を選ぶのが一般的です。

まとめ

Matrimonialサイズは、日本には存在しない「セミダブルとダブルの間」の幅を持つベッドです。メキシコでは夫婦・カップル用の標準として広く普及していますが、日本ではダブル以上でようやく2人用とされることが多く、文化の違いがよく表れています。住宅の広さや生活スタイルによって、ベッドサイズの「常識」は大きく変わりますね。

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