- 【メキシコ生活】「彼氏いないの?」攻撃が止まらない件|ひとりでいることはそんなに変?
日本を離れれば、もう少し自由になれると思ってた。
親や親戚からの「そろそろ結婚は?」のプレッシャー。
だけど実際にメキシコに来てみると、意外にも「ひとりでいること」への視線はもっと強かったかもしれない。
まさか、こんな質問攻めに合うとは思ってなかった──。
日本にいたころ、22歳や23歳を過ぎたあたりから、実家に帰るたびに「いい人いないの?」と聞かれるようになった。
田舎のため周りの結婚も早く、ご近所には孫のいる家庭が多く、母もどこか焦っていたと思う。
私自身は27歳を過ぎてからは特定の相手もおらず、ひとりでのんびりと過ごしていたけれど、
その“マイペース”すら、少しずつプレッシャーのもとになっていた。
だからこそ、メキシコに来たときは、
「ようやくそのプレッシャーから解放されるかも」って思っていた。
でも……それは全くの見当違いだった。
こっちで誰かと知り合うと、まず最初に聞かれるのは「年齢」と「相手はいるのか」。
そして「いない」と答えると、9割以上の確率で返ってくるのが「えええ〜!なんで!?」という驚きの声。
……私にもわからんわ!
こっちはもう何年も自問自答してきてるのに(笑)
さらに「メキシコ人と日本人、どっちがタイプ?」「メキシコの男性ってどう思う?」「優しいのは?大きいのは?」と矢継ぎ早に質問攻め。
相手がいない=不思議、という価値観が根っこにあるんだろうなぁと感じる。
観光地に一人で行くと、ツアー参加者が全員カップルだったことも。
何度も「なんで一人なの?」と聞かれ、その時は正直トラウマになった。
それ以来、なんとなくツアーへの参加を避けるようにもなってしまった。
最近は、あまりにも面倒なので、
「友達の紹介でメキシコ人の彼氏がいてさ〜」と、存在しない彼氏の話を作って切り抜けてる。
……誰にも迷惑かけてないし、まぁいっか。
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