西日翻訳で苦情・・・

今年も年末が近づいてきた。日系企業では、駐在員が交代で日本に帰国する時期。この時期に思い出す、通訳1年目に受けたクレーム。正式にはクレームではないが周りのメキシコ人の これじゃない感が物凄かった。

直訳=正しい通訳ではないことは、日本語と英語、日本語とスペイン語 など離れた言語を話す人にとっては共通の認識なんじゃないかと、私は思っている。
偏見かもしれないが私の周りの 英西話者・英語学習中のスペイン語話者・スペイン語のモノリンガルは、”直訳していない=きちんと訳せていない” という考え方を持っているように見える。

その日、Buen viaje というフレーズを訳せと言われて、悩んだ。日本に一時帰国する社員に渡すカードに書くとのことで。
でも日本語で「良い旅を」なんてなかなか言うことないし、旅じゃないし、凄く妙に聞こえる。
それに本帰国でもないし2週間で戻るし、と考え出したら余計にまとまらなくて。
「いってらっしゃい」は行くのを喜んでるように聞こえる?悩んで悩んで、「道中お気をつけて」にした。今思えばこんなことは考えずにいってらっしゃいが丁度良かったのかな。

そのあと、メキシコ人同僚が別の日本人社員にカードを見せて、「なんて書いてるの?」って質問。その日本人社員が「Ten cuidado」だよ~と教えた。でメキシコ人たち「えぇー、Buen viajeって言ったじゃん何で変えたの!!!!!!」ってグチグチ言ってる。文句ありげ。直接言われたら反論しようかと思っていたけども、私には直接言って来ず。余計もやる。私の訳が原因か?わからないがその後一時帰国者にカードを渡す風習はなくなった。

そりゃ近い言語同士なら、当てはまる表現も多いと思うし、そんなに不自然になるケースも少ないとは思うけどさ。。。ブツブツ。そんなに悪い訳だったかな。もっと他に良い言い方があったのかな。

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