メキシコに鉄道の時代が帰ってくる!Tren Interurbanoについてニュースが出ました
メキシコで長らく姿を消していた旅客鉄道が、いよいよ復活します。
メキシコシティとグアダラハラを結ぶTren Interurbano(都市間鉄道)に、
グアナファト州のレオンとイラプアトに駅が設置されることが発表されました。
幼いころから電車が身近だった私にとって、ワクワクするニュースです。
Tren Interurbanoとは?
Tren Interurbanoとは、都市間を結ぶ中長距離の旅客鉄道を指します。
メキシコでは1990年代に国鉄が民営化され、多くの旅客鉄道が廃止されましたが、近年になって再び旅客鉄道の整備が進められています。
今回のメキシコシティ〜グアダラハラ間は、数十年ぶりに本格的な長距離旅客列車が走る計画であり、国の交通網にとって大きな変化となります。
Tren Interurbanoの概要
この鉄道はメキシコ政府が進める国家プロジェクトで、段階的に建設されます。
まずはメキシコシティ〜ケレタロ間から着工し、
次にケレタロ〜イラプアト〜レオン、最終的にはグアダラハラまで延伸される予定です。
計画の主なポイント
- メキシコシティ〜ケレタロ:約1時間40分の所要時間を想定
- グアナファト州にはレオン駅とイラプアト駅を新設
- 全線開通は2030年前後を目標とする長期プロジェクト
この鉄道が完成すれば、これまで車や長距離バスに頼っていた移動が劇的に変わります。
日本人目線で感じるワクワク感
日本で暮らしていた頃は、電車は日常の一部でした。
メキシコに来てからは長距離移動といえば車かバスのみ。
鉄道のある暮らしが戻ってくることを思うと、心からワクワクします。
生活に生まれる変化
- メキシコシティまで週末日帰り旅行が可能に
- 時間通りに移動できる安心感
- 沿線都市への出張や観光がぐっと身近に
日本の新幹線に慣れた感覚で考えると、この変化はとても大きいです。
「子供の頃の電車好きがよみがえる」ような気持ちになります。
生活面で気になること
もちろん、夢のある話ばかりではありません。現地で暮らしていると、
次のような変化も気になります。
交通や経済への影響
- 長距離バスの利用者減による運転手の雇用への影響
- 駅周辺の地価上昇と、住宅ローンの負担感
- 都市内に線路が通ることによる渋滞や踏切問題
特にメキシコの住宅ローンは金利が二桁で、日本の感覚ではとても重い負担です。
それでも、鉄道が来る地域は商業や賃貸の需要が高まることが予想されます。
まとめ:鉄道のある未来に期待
メキシコに再び鉄道のある暮らしが戻れば、時間と距離の感覚がガラリと変わります。
まだ数年かかりますが、いつかこの路線に乗って、バヒオからメキシコシティ、さらにグアダラハラまで旅する日が楽しみです。
※本記事は現地ニュースを参考にした個人の感想です。
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