世界で多数のメダルを誇るメキシコのワイナリーBodegas Cetto【最新受賞と歴史・観光まで】

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メキシコのお酒といえばテキーラやメスカルが真っ先に思い浮かびますが、実はワインでも国際的に高い評価を受けるブランドがあります。それがバハ・カリフォルニア州バジェ・デ・グアダルーペに拠点を置くBodegas Cetto(ボデガス・セト)。最新ニュースでは、ニューヨークの国際ワインコンペで「メキシコ・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、累計受賞メダルは1,000超


NYIWC 2025で「メキシコ・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」

2025年8月、New York International Wine Competition(NYIWC)でBodegas Cettoが「Bodega Mexicana del Año(メキシコのワイナリー・オブ・ザ・イヤー)」に選出されたと報じられました。これは通算8回目の快挙とされています。

同賞は年ごとに受賞リストが公開されており、過去回(例:2023年)でも受賞が確認できます。継続的に表彰されている点が注目されます。

Bodegas Cettoのプロフィール

創業は1928年。イタリア・トレント出身のセト家がメキシコで立ち上げ、現在まで4世代に渡って継承されてきました。拠点はメキシコ屈指のワイン産地、バジェ・デ・グアダルーペ(Valle de Guadalupe)です。

1990年代初頭から国際コンペへ積極参加し、1992年のInternational Wine Challenge(ロンドン)で「L.A. Cetto Petite Sirah」が金賞を受賞。以降、国際的評価が加速しました。

累計1,000超のメダルと継続的な国際評価

Bodegas Cettoは、世界各地の著名コンペで1,000を超えるメダルを獲得してきました。ロンドンでの金賞を皮切りに、欧州・北米・アジアの大会で実績を積み、最新のNYIWC 2025でも表彰。受賞の積み重ねがブランド力を支えています。

NYIWCは毎年の受賞一覧を公表しており、2023年に「Mexico Winery of the Year」受賞も確認できます(部門名や表記は年次により異なるため、詳細は公式リスト参照)。

グローバル展開:17か国に輸出、24都市以上で流通

Bodegas Cettoは自社の主力ラベルを世界へ展開しており、17か国・24都市以上で取り扱いがあると紹介されています。国際市場でも存在感を強めています。

どんなワインが評価されている?

名を上げたのはPetite Sirah。その後も赤・白・スパークリングと幅広いラインで受賞を重ねています。ガイド媒体では、L.A. Cetto Reserva Privada Nebbioloなどのボトルも取り上げられており、ネッビオーロ系の評価も高いことがうかがえます。

産地の魅力:バジェ・デ・グアダルーペ=メキシコ・ワインの中心地

バジェ・デ・グアダルーペは、近年「メキシコのエノツーリズムの中心地」として確立。国内ワイン生産量の大半が同地域に集中し、ワイナリー集積や観光の受け皿が整っています。ティファナやエンセナーダからのアクセスが良く、週末旅行の行き先としても人気です。グルメや宿泊と組み合わせた体験提案が充実しています。

現地で楽しむ:ワイナリーツアー/Vendimia(収穫祭)

Bodegas Cettoは公式にワイナリーツアー(エノツーリズモ)を提供。ブドウ畑の見学やテイスティング、樽ルームの案内、直営ブティックでの購入まで、ワイン好きには嬉しい導線が整っています。訪問前に予約・詳細の確認をおすすめします。

夏~初秋には、バハ・カリフォルニア一帯でVendimia(収穫祭)が開催され、セトでも催しが行われます。音楽や食とのコラボも含め、地域全体で「ワインを楽しむ文化」を体験できます。

買う・選ぶコツ

  • 受賞歴で選ぶ:公式やメディア記事で受賞ラベル・ヴィンテージを確認。まずはスタンダードラインから試し、気に入ればリザーブや単一畑へ。
  • 産地プロファイルを意識:バジェ・デ・グアダルーペは、熟した果実味としっかり骨格の赤、フレッシュな白など幅広いスタイルに出会えます(ワイナリーや畑により差あり)。複数ワイナリーを飲み比べると特徴が掴みやすいです。
  • 現地体験で好みを見つける:エノツーリズムのハブでテイスティングし、気に入ったラベルをその場で購入するのが最短ルート。旅行計画は最新の現地ガイドを併読しましょう。

なぜ今、Cettoが注目されるのか

創業から約1世紀、家族経営の継続性最新醸造の取り込み、そして国際コンペでの継続的受賞という三拍子がそろい、国内外の市場で「安心して選べるメキシコワイン」の一角を築いています。最新の受賞ニュースは、その積み重ねの延長線上にあります。

まとめ

Bodegas Cettoは、NYIWC 2025での表彰(報道上は通算8回目)をはじめ、累計1,000超のメダルを背景に、メキシコワインの代表格として世界市場に存在感を示しています。旅行好きの方はバジェ・デ・グアダルーペのエノツーリズムも要チェック。ニュースの一歩先、「実際に飲む・訪れる」ところまで踏み込むと、メキシコの新しい魅力が見えてきます。


参考・出典

  • El Economista「Cetto, la marca de vino mexicana más premiada del mundo」(2025/08/07, Branded Content)— 受賞・歴史・輸出実績の紹介。
  • New York International Wine Competition(NYIWC)— 年次ウィナーリスト(例:2023年)。
  • Food & Wine(Valle de Guadalupeガイド)— 推奨ボトル例や地域解説。
  • Bodegas Cetto 公式サイト — 創業年・ツアー・ブティック情報。
  • 地域観光ガイド・各種メディア — バハ・カリフォルニアのエノツーリズム概況。

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