メキシコシティで今季最強の豪雨。メキシコは雹が多い。 

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メキシコシティで今季最強の豪雨 空港・地下鉄が大混乱、今週は雹にも注意

2025年8月10日(日)夜、メキシコシティで今季最強クラスの豪雨が発生し、空港・地下鉄・主要道路など都市機能が一時的に麻痺しました。中心部では短時間に激しい雨が集中し、空港は数時間にわたり運航を停止。今週も断続的な強い雨と雷雨、ところにより雹(ひょう)の可能性が見込まれ、引き続き警戒が必要です。

記録的な豪雨が直撃

今回の豪雨は、ソカロ観測点で総雨量84mmを記録、そのうち20分間で50mmが集中したと報じられています。短時間強雨としては今季最も激しく、歴史的な記録を更新する規模でした。

交通機関・市内の被害状況

  • 空港(AICM):少なくとも約4時間の運航停止104便に影響、約1万5,000人の乗客が足止め。その後、運航は再開されました。
  • 地下鉄・メトロブス:地下鉄ではショートによる停止や遅延が発生。翌11日朝には5号線とA線の運転再開がアナウンスされました。メトロブスも各所で遅延が発生。
  • 市内の冠水・倒木:複数の主要幹線道路や交差点で冠水が発生、救助や排水活動が続きました。

市は「プラン・トラロケ(Plan Tlaloque)」を発動し、各機関が連携して排水・復旧作業に当たりました。

当局のコメントと今後の予報

クララ・ブルガダ市長は緊急対応の実施を表明。シェインバウム大統領も、過去の投資にもかかわらず今回の豪雨は排水能力を上回ったと説明しました。

11日(月)以降も強い雨・雷雨・局地的な雹が見込まれ、複数の区でオレンジ(30〜49mm)イエロー(15〜29mm)の警報が発表されています。外出時は最新情報を確認し、無理な移動を避けてください。

雹にも要注意

雹はなぜ降る?—超短時間で積乱雲が「氷の粒」を育てる

雹は、背の高い積乱雲の中で強い上昇気流に乗って水滴が凍り、何度も上下を繰り返して成長した氷の粒が、重さに耐えられなくなって地面に落ちる現象です。短時間で気温がスッと下がり、稲光や突風を伴う雷雨の時に発生しやすくなります。

日本よりメキシコで雹が多いワケ

メキシコ高原(CDMXやバヒオ一帯など)は標高が高く、雲の中の氷点下の層が地表に近いため、雹が溶けずにそのまま到達しやすいのが特徴です。私もこの2年で2回の雹を体験。私の感覚では日本の平地では「20年に1度あるかないか」ですが、ここでは雨季(5〜10月)の午後〜夕方の雷雨で比較的起きやすい体感があります。

まとめ

  • 今回の豪雨は84mm(20分で50mm)という短時間強雨で、空港・地下鉄・道路に大きな影響。復旧は進む一方、二次的な影響が残る可能性があります。
  • 今週は強い雨や雷に加え、局地的な雹にも注意。最新の気象・交通情報を確認し、車の運転は冠水路やアンダーパスを避ける、不要不急の外出を控えるなどの対策を。

出典:El País(2025年8月11日公開の現地記事)、AP配信(空港影響便数・乗客数)、N+/Telediario(降雨量・警報区分)、La Jornada(市内被害と対応)など。

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