メキシコ移住、交通事情について移住前の不安と今。

移住の答え合わせ:メキシコの交通事情ってやっぱり大変?

メキシコに来る前、交通事情についてはちょっと不安がありました。

まずは運転自体に対する不安。日本では都市部で暮らしていたので車を運転する機会がほとんどなく、正直「車社会って大丈夫かな…?」と思っていました。

それからメキシコの運転という点に対する不安。ネットでも「運転が荒い」「信号無視が多い」など、心配になる情報も目にしていたので身構えていたのですが、実際に暮らしてみると…たしかに、そのとおりの部分もあれば、ちょっと違うと感じたことも。

今回はそんな、移住前の不安と実際のギャップを「交通編」としてまとめてみたいと思います。

車は生活必需品?

メキシコでは多くの人が通勤や買い物に車を使っています。地方都市や郊外では特に、車がないと不便な場面が多いです。公共交通もあるにはありますが、時間通りに来なかったり、治安面での不安があったりします。

噂通り、運転は荒い?

運転の荒さは正直、想像通りでした。車間距離を詰めるのは当たり前、割り込みも頻繁にあります。特にトラックやバスなどの大型車は強引に車線変更してくることが多く、かなり注意が必要です。

面白い(というか不思議)なのは、事故を起こした本人が渋滞の原因でも、メキシコ人は焦っている様子がなく、どっしり構えているという点。良く言えば落ち着いていて、悪く言えば他人事という感じ…。日本との文化の違いを感じます。

交通ルールの違いに戸惑いも

メキシコでは二車線の道が多いのですが、中央分離帯があるせいで簡単に左折できない構造になっていることがよくあります。例えば左側の建物に用事がある場合、一度かなり先まで走ってからUターンして戻ってくる必要があります。

町と町の移動では信号がなく、スピードも100km以上出す車が多いのでストレスが少ないと言えば少ないですが。

また、夜間の赤信号では止まらないという暗黙の了解がある地域もあり、防犯面からそういった行動が一般的になっているようです。

夜の赤信号は「止まらない」が常識?

夜中になると、赤信号でも止まらずに進む車がけっこういます。これはマナー違反というより、防犯目的で「停まらないのが常識」とされているようです。

聞いた話では、律儀に赤信号で停まっていると、「日本人だとバレて狙われやすい」ということもあるそうで、正しい行動が必ずしも安全とは限らない…という現実もあります。

カーブミラー文化がない!?

もうひとつ驚いたのは、見通しの悪い場所にミラーが全然設置されていないことです。

日本では、住宅街の十字路や細い道のカーブなどにカーブミラーがあるのが普通ですが、
メキシコではそういった「配慮」はほとんど見かけません。

住宅街では、道の左右にびっしり路上駐車されていて、道幅が実質半分になっていることも多く、そんな場所で十字路に差しかかると、かなりヒヤッとします。

「ここにミラーあればな…」と何度思ったことか。

そもそもメキシコ人は、ミラーのある生活に慣れていないのかもしれませんが、
私としては「事故防止のためにミラーつけたらいいのに」と感じています。

まとめ:不安は的中。でも、慣れれば対処できる

移住前に感じていた交通に関する不安は、ある意味では的中しました。ただ、現地のルールや文化を理解して、必要な場面で注意を払えば、大きな問題にはならないとも感じています。

これから移住する人は、日本との違いを知った上で、現地の交通事情に少しずつ慣れていくと良いかもしれません。

コメント