メキシコ|スーパーの店員さんが真っ黒なバナナを捨てない理由。

メキシコ生活

スーパーでよく見かける光景。バナナ。

1列だけ、明らかに真っ黒なバナナ。
最初に見たとき、私は本気でこう思いました。

「なんでこんな黒いバナナを放置してるの?
店員さん、何もしてないじゃん…」

…そして内心、「これがメキシコらしさか」なんて、勝手に思い込んでいました。


🍌 でも、それは私の大きな誤解でした

この真っ黒バナナ、実はバナナではなく、「プランテイン(調理用バナナ)」というものでした。
メキシコ・グアナファトのWalmartでは、「Plátano macho(プラタノ・マチョ)」という名前で売られています。

教えてくれたのはメキシコ人。
「黄色い状態では中がまだ硬いから、黒くなるまで熟してから調理するんだよ」とのこと。

そして実際に買って切ってみたら、中身は真っ白でフレッシュ。
黒いのはあくまで皮だけ。衝撃的でした。


🍽 実際に調理してみた

1回目は輪切りにしてオリーブオイルで両面を焼いて

2回目はバターで炒めて、練乳をかけてデザート風に

どちらもとても美味しくて、1本で夜ご飯になるほど満腹感があるものでした。

本当に申し訳なくなるほど、栄養価も高く、調理次第で色々楽しめる食材。


🧠 呼び名や文化も地域で違う?

Walmartでは「Plátano macho」と表記されていましたが、メキシコ人は「Plátano maduro」と呼ぶこともあるようです。

調べてみると「リュウキュウイトバショウ」という名前も出てきますが、写真を見る限り完全に同じではない模様。
中南米では国によって呼び名や使い方が異なるのかもしれません。


💬 まとめ:無知から始まった「学びと美味しさ」

「黒くなったバナナ=廃棄対象」と思っていた私。

でもメキシコではそれが食べ頃で、文化的にも生活に根付いた食材だったことを知りました。

Walmartの店員さん、本当にごめんなさい。
ただサボってるんだと思ってました。勝手な偏見でした。

こういう小さな「思い込みの崩壊」が、海外生活の醍醐味。


 

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