スペイン語で学んだ大事な単語「clasista」― その意味と使い方とは?
スペイン語を勉強していると、言葉を通じて社会の見え方が少し変わってくることがあります。今日はそんな体験のひとつ、「clasista(クラシスタ)」という単語をご紹介します。
■ Clasistaとは?
Clasista は、社会的な階級・経済状況・学歴などに基づいて他人を差別する人を指す言葉です。
たとえば――
- 学歴がない人を見下す
- 低所得者に対して偏見を持つ
- 上流階級しか信頼しない
こういった態度をとる人が clasista と呼ばれます。ちなみに、よく知られている racista(人種差別主義者) と似た構造の言葉です。
■ 実際のスペイン語の例文で見てみよう
言葉のニュアンスを理解するには、実際の例文を見るのが一番。スペイン語では、こんなふうに使われます。
No soy clasista, pero algunas personas pueden pensar que lo soy por lo que digo.
自分では階級差別なんてしてないつもりだけど、発言によってはそう思われることもある。Ella no suele ser racista, pero sí es clasista.
彼女は人種差別はしないけど、階級差別はするタイプ。Gran parte de la cultura japonesa es machista, clasista y misógina.
日本文化の多くは、男性優位・階級差別・女性蔑視の傾向がある。
■ 単語に出会ったシチュエーション
職場です。オフィス系、ホワイトカラー職の人って、例えば工場のオペレーターとかを見下していること本当に多いです。
自分ではClasistaじゃないと思っているけど、自分の発言からそう思う人もいるかもしれない、という同僚の発言で学んだ単語です。
■ おわりに
スペイン語の語彙を増やすことは、単なる言葉の習得にとどまりません。社会をどう見るか、人とどう接するか、自分自身の考え方にもつながってきます。
この「clasista」という単語もその一つ。語彙リストに加えるだけでなく、心にも留めておきたい言葉ですね。
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