本当にいるの?カウボーイハットで馬に乗る人【メキシコ移住者の答え合わせ】
メキシコに来る前、「カウボーイハットをかぶってる人なんて映画の中だけでしょ」と思っていました。
さすがに現代では見ないだろうと。でも、実際に住んでみたら本当にいるんです。しかも思ったより日常的に。
その名は ソンブレロ
いわゆる“あの大きな帽子”――これはスペイン語では「ソンブレロ(sombrero)」といいます。
ちなみに、ソンブレロというのはスペイン語で“帽子”全般を指す言葉でもあります。
私たちがイメージする、つばが広くて存在感のあるあの形がメキシコでは特に「ソンブレロ」として定着しています。
(メキシコ以外の国でどう呼ばれているのかは、わかりません)
ソンブレロでバッチリ決めてくる男性たち
特に多いのが、年末のパーティーシーズン。
12月ごろになると、イベントや地域の集まりなどでソンブレロをかぶって登場する男性が一気に増えます。
シャツやブーツと合わせてきっちりコーディネートされていて、彼らにとっては“正装”のような感覚なのかもしれません。
ちなみに女性でソンブレロをかぶっている人はあまり見かけません。
このスタイルは圧倒的に男性中心の文化だと感じました。
街中で“日常的に”。馬とセットの場合も。
年末イベントだけでなく、ふつうの平日にもソンブレロをかぶっている人を見かけることがあります。
しかも、農村エリアだけでなく、ふつうの街中でも馬に乗って移動している人を本当に見たときは衝撃でした。
「え、ここ現代だよね?」と思わず我に返るような瞬間。
まさか現代の街中で、本当にそんな人がいるとは…と、最初は本当に驚きました。
でも現地の人たちはまったく気にしていない様子。つまり、彼らにとっては“日常の一部”なんですよね。
実はお土産としても人気
私も一度、旅行で隣町を訪れた際にソンブレロをお土産として購入しました。
実物は思っていたよりもずっと大きく、しっかりした作りで、
日差しの強いメキシコにはぴったりの帽子だと実感。
観光地でもよく売られていて、部屋に飾っても存在感があるので、見た目と実用性を兼ねたアイテムとして人気があるようです。
ソンブレロは“帽子”の総称でもある
「ソンブレロ(sombrero)」という言葉は、スペイン語圏全体では“帽子全般”を意味する言葉です。
ただ、私たちがイメージするような大きなつばのある帽子は、特に農村やカウボーイ文化に根付いた伝統的なスタイルとしてメキシコでは親しまれています。
強い日差しを防ぐにはとても合理的な形で、実用性のある文化的アイテムなのだと感じました。
まとめ:ステレオタイプ、案外リアルだった
「メキシコ=ソンブレロ」はステレオタイプだと思っていたけれど、
実際に暮らしてみると、案外リアルだったと実感しています。
イベント時の正装として、日常的なファッションとして、
そして文化や生活の一部として根付くソンブレロ。
映画やアニメの中だけではない“本物”のソンブレロを見たときの驚きは、今でも忘れられません。
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