メキシコに来て初めの壁。plumaという単語。

メキシコで戸惑ったスペイン語:pluma の意味

スペイン語を始めると初めの方に「ボールペン=bolígrafo」と習ったことがあると思います。私もそうでした。でも、メキシコに来てまず戸惑ったのが、この単語。

ある日、メキシコ人に「¿Tienes una pluma?」と聞かれて、私は「え、羽?鳥の羽?」と一瞬フリーズ…。教科書で一度も見たことのない使い方だったので、まったく意味がつかめませんでした。

実はメキシコでは、pluma=ボールペンという意味で日常的に使われているんです。スペイン本国などでは、「pluma」と言えばむしろ万年筆のような少し高級なペンを想像する人が多いそうですが、メキシコでは完全に「普通のペン」の意味。

私にとっては「ボールペン=bolígrafo」と完全に覚えていたので、plumaと言われてもなかなかピンとこなかったし、自分からその単語が自然に出てくるようになるまでに、結構時間がかかりました。

しかも、周りはみんな「pluma、pluma」って言っているのに、自分だけ「bolígrafo」と言っても通じなさそうで不安…。なんとなく「え?なにそれ?」みたいな空気になったこともあり、この単語は個人的に「スペイン語を話す自信をちょっと失ったきっかけ」にもなりました。

でも今では、「メキシコではplumaで通じる!」と頭を切り替えて、普通に使えるようになりました。教科書だけではわからない、こういうリアルな言葉の違いも、海外生活の大切な気づきですね。

おまけ:plumón

ついでにもう一つ。「マジックペン」のこと、メキシコではplumón(プルモン)と言います。

日本語でいう「油性ペン」や「サインペン」みたいな感じですね。初めて聞いたとき、「プルモン?それもplumaに関係あるの?」と思いましたが、スペイン語ではpluma(羽)→ plumón(柔らかい羽・小さい羽)→ペンの一種という流れで派生しているようです。

まとめ

  • pluma(メキシコ)=ボールペン
  • bolígrafo(教科書)=ボールペン(スペインなど)
  • plumón=マジック

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