今日のスペイン語フレーズ。
Estar hecho (hecha) un mar de dudas = 疑問だらけ・迷いだらけ
直訳すると「疑問の海でできている」というユニークな表現ですが、実際の意味は「疑問や迷いが頭の中を占めていて、どうしていいか分からない状態」です。
スペイン語でよく使われる比喩的な言い回しのひとつで、特に悩んでいるときや決められないときにぴったりの表現です。
例文(使用テキストより):
Quería preguntarte una cosita, es que estoy hecha un mar de dudas.
→ ちょっと聞きたいことがあるんだけど、もう疑問だらけで…。
※女性が話す場合は「hecha」、男性が話す場合は「hecho」になります。
これは「hecho/hecha」が話者自身にかかる過去分詞で、性別に一致させる必要があるためです。
応用できます:「un mar de ~」=大量の~
- un mar de deudas(借金だらけ)
- un mar de información(情報の海)
- un mar de gente(人混み)
メキシコ・中南米での使用頻度は?
「estar hecho un mar de dudas」はスペイン本国では比較的見かける表現ですが、ラテンアメリカではやや文学的・フォーマルな印象を持たれることもあります。
日常会話でも理解はされますが、もう少し口語的な表現(例:Estoy muy confundido/a や No sé qué hacer など)が使われる場面の方が多い印象です。
使用テキスト:
Ramón Díez Galán(著)
「NUEVO DELE C1: Preparación para el examen. Modelos completos del examen DELE C1」
Modelo 2, Auditiva Tarea 2, Conversación 2 にて出現した単語。
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